当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ウィズコロナの生活様式が定着することで、個人消費やインバウンド需要の回復を受け、非製造業が全体の収益をけん引する作用が期待されておりますが、ウクライナ情勢の長期化や円安等を要因に光熱費・消費者物価が高騰するなど業務コストが増大し、先行き厳しい経営環境となっております。
介護業界におきましては、引き続き高齢者であるお客様の感染拡大防止を優先課題とすると同時に、有資格者の確保など介護人財の適時適切な採用・定着が大きな課題となっております。
このような状況のもと、当社グループといたしましては、より良い人財の確保及び定着に向け処遇改善を行うとともに、人員配置の適正化や業務フローの見直し等による業務効率化を進めてまいりました。また、「CSV (共有価値の創造)」を事業活動の根本に据え、その一環として国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」達成への取り組みに注力しております。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は62億55百万円(前年同期比0.3%増)と微増となりましたが、経費削減策の効果等により、経常利益は1億18百万円(前年同期は63百万円の経常損失)と黒字回復となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純損益は減損損失の計上等により18百万円の損失(前年同期は93百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
なお、2022年9月1日付のロングライフメディカル株式会社からエルケア株式会社への医療関連事業の承継に伴う損益管理区分の見直しを行い、従来まで「その他」の区分としていた医療関連事業を「在宅介護事業」の区分に変更しております。また、従来まで独立していた「フード事業」はセグメント区分の見直しにより、第1四半期連結累計期間から「その他」の区分に変更しております。
前第2四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の区分方法に基づき作成しております。
資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ9億32百万円減少し、149億94百万円となりました。
流動資産につきましては、前連結会計年度末より5億57百万円減少し、25億69百万円となりました。その主な内訳は、現金及び預金が5億37百万円減少したことによるものであります。
固定資産につきましては、前連結会計年度末より3億75百万円減少し、124億25百万円となりました。その主な内訳は、有形固定資産が3億22百万円減少したことによるものであります。
流動負債につきましては、前連結会計年度末より3億96百万円減少し、83億70百万円となりました。その主な内訳は、契約負債が3億66百万円減少したことによるものであります。
固定負債につきましては、前連結会計年度末より5億13百万円減少し、65億49百万円となりました。その主な内訳は、長期借入金が5億7百万円減少したことによるものであります。
また、純資産は前連結会計年度末に比べ22百万円減少し、74百万円となり、自己資本比率は0.5%となりました。